CONTENTS
_-1- KIEV-5とはどのような位置にあったのだろう
?
__キエフ 5 はマウント変更に近い大きな変更があった
__ -1b バリエーション考察
___-2-ほぼ等倍のファインダーと距離計
____距離計と調整
_____有効基線長は旧キエフ/コンタックスよりも、およそ1/3短くなった
______-3-重厚なデザイン
露出計とトップカバー回りに集中する故障個所
_______ 露出計とトップカバー回り
________ 底板
_________ バリエーション
_-4- KIEV-5とはどのような位置にあったのだろう-2
__日々変わる・・・私感でございます
- 更新記録
◆ Kiev-5 Lenses
◆ password Page - Kiev-5 Instruction
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Introduction まっ先に生産台数とバリエーション区分を気にする |
その昔、住人が勝手に増築を繰り返し
建て増し、建て増しで異形の建築物になってしまった都営住宅が問題になった事があったが
...これはキエフ5とは関係ない話である。コンタックスタイプのキエフは長い生産期間のあいだに地味に変化を遂げているのだが1965年注*1、突然変異のごとくあらわれたのがキエフ-5だった。
レニングラードに続くソ連の最高級レンジ・ファインダーカメラで1965年(1967年とも)から1973年にかけて生産されていたとされキエフ-10、15と並ぶフラグシップ・モデルである。
全容をシリアルナンバーに見る |
例によって、シリアルナンバーのアタマ二桁を生産年度とするなら現在流通するキエフ-5は#65~から見つかりそうなのだが、オークションでは#68~、#73まで見かけるが、実際に見た範囲だと#69~からという極狭い範囲。
1965年からとする資料に敬意を持って、ここでも1965年からスタートとするが生産初年から2、3年間、流通に乗らないほど少量の「量産試作」の段階があったのだろうか。シリアルナンバー収集をされた方の投稿を元にレポートすると、いままで69年までが極めて少数、1970年以降はコンスタントに年間5、6000台生産があり、総生産数は数万台あったのでは?としていたのだが、これは修正しなければならないようだ。実数はかなり下がって総生産数は二万台から二万数千台程度かも知れない。
これは当初想像していたよりぐっと少なく、驚いているが、 73年は3000番台まで確認されているようだから最終年に於いてもまとまった生産はあったようである。
最初期タイプは
「トップカバー「Kiev5」の彫り込みの大きなもの」
としているのだが、現時点ではこれのシリアルは未確認。大きく初期型、後期型と分けてみているがキエフ5の場合、初期型、後期型の区分はシリアルナンバー上ではむずかしいようで、番号帯によるバリエーション区分はあまりあてにならない。と言うか一貫性が感じられないところもあり、むずかしい。レンズとボディーのシリアルは年代的にマッチングなものも多く見られ、概ね保存状態がいいように見えるが裏蓋、パーツ、レンズはフルーツポンチ状態のものもあるかとも思う。
ちなみに#69~までは初期型のタイプが混じるようだ。
バリエーションと言えば、標準レンズはほんの少し前(2002年の夏くらい)まで、ジュピター8NBは最初期型のみという誤認識があった。
しかし、 その頃、2002年の夏くらいに立て続けにebayに現れたキエフ5のほとんどがジュピター8NB付きで、しかもデザインがリニューアルされたタイプであった。もともとキエフ5自体、今ほど頻繁にはオークションには出なかったし、 その前の年の2001年頃のebayではヘリオス94付きばかりの出品だったから誤認は無理もないのだが、ebayのおかげでジュピター8NBとヘリオス94が混在していたことは確認されたわけである。
初期型ジュピター8NBは、おそらくは標準レンズにヘリオス94が現れる1970年前後までだったのではないだろうか。だいぶ解明されたとはいうものの、まだ最初期型が結構ナゾで、最初期型の生産は何年までだったか?、生産数は?どれもはっきりしていない。
これを解く鍵は「初期型ジュピター8NBの最終(higher)シリアルナンバー」 と「パスポートつきマッチングボディー」の発見と言うことになるだろう。以下は各年度の最高位の番号のみ掲載、下二桁はプライバシー保護のため伏せた。
キエフ-5 1 #68002xx+JUPITER-8NB #6807xx 2 #69014xx+JUPITER-8NB #6911xx 3 #70066xx+HELIOS-94 #7010xx 4 #71048xx+JUPITER-8NB #7204xx 5 #72190xx+JUPITER-8NB #7235xx 6 #73031xx+JUPITER-8NB ヘリオス-94は70年から見られるようだ。
通算で35,000台強。
72年は5,000番台から一気に19,000番台に飛んでいるので、もしこの19,000番台が何かのイレギュラーな数字で、5,000番台の方を生産数として採用するとおよそ22,000台強となる。
オークション登場数の少ない1968、1969年モデルはこの数字を見れば納得だ。
以前から気になっているのだが、ソ連製の、わりとレアモデルとされるカメラが立て続けにショップやオークションにでることがある。
このキエフ-5もそういうチャンスに何台か求めてみたらわりと近い番号帯が多かった。
他のソ連製レアと言われるモデルも同じように、どれも近い番号帯で出てくるような気がするが・・・ノイローゼなんだろうか?
というところで一旦この稿はまとめに入るが
キエフのフラグシップ級には、発売は前後するも、5、10,15という5の倍数系列を付けているようだ。キエフ20は残念ながらパッとしなかったから、来るべき"25"30"にはちょっと期待したい。
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In 1967-73, Zavod Arsenal released a kind of test balloon beside the ordinarily production, a camera that in the appearance diverged a lot from previous Contax-style cameras. The camera was the Kiev 5. It offered a large and bright finder, and a frameline for the standard 50mm lens. In the camera body there is an integrated light meter, and the film is advanced by a lever. Unfortunately, the camera was heavy and clumsy, and was not accepted, even by the hard supply controlled, and for the consumer limited, market in the communistic Soviet Union. In use the Kiev 5 turned out to be a rather complicated camera which was often impossible to get in working condition under Soviet production circumstances. The Kiev 5 project was gradually ended during the 1970ユs. The Kiev 5 dispensed with the time honored Contax style focusing wheel and infinity lock. The 50 mm lenses used the outer bayonet mount, but would not fit other Kiev or Contax cameras. The advance lever tended to be un-reliable, but was more dependable if the film was advanced by the knob, rather than the lever. Glass on lens is clean, no fungus, no scratches. Camera is in fully working order. All lenses from cameres Kiev-4 and Contax are suitable on Kiev-5,
Peter Hennig氏の解説を元にしたと思われる。