物珍しさと期待感から我ながら入れ込んだKIEV-5だったが、現在は出番があまりない。
ひとつはジュピター-3が使えないこと。
これは非常に残念なことで、マウント変更の為なのだ。
日本の大概のメーカーもそうだが、新しいフォーマットのために古いフォーマットは切り捨てられがちだ。とかく古いものも大事に思うユーザーは置いてけぼりにされてしまう・・・もうひとつ。
大きさ、重さと、有効基線長の変更である。
カメラの場合100g違うと大きい。それに135mmf4のジュピター-11が比較的安心して使えたオールドキエフはやはり良かった。
オールドキエフの軽快さを改めて認識できたともいえる。しかし、KIEV-5の利点もいくつもあって、のひとつはメーター内蔵であること、これはやはり便利。
だが、このメーターはけっして使いやすいものでないのはご存じの方も多いだろう。レバーの巻き上げ、巻き戻しに関してはオールドカメラのユーザーに対しては言わずもがなであると思う。
つまり・・・レバーやクランクはあればあったにこしたことはないが、なきゃぁ無いで困らぬ!のである。おまけに故障しやすい構造でもありガッカリさせられた部分でもあった。なんといってもファインダーの恩恵は、これは確かにメリットが大きくて外付けファインダーもいらないし、パララックス補正も大変ありがたい。目も楽になって撮影も快適。
このファインダーのためにリニューアルされたと言っていいのだろう。
2003年上半期、おおよそ150US$と諸経費で手に入れられるだろう。これはe-bayでの相場でいうと3年ほど前の半額だ。海外から買う手間や故障などのリスクも含めて、ある程度補償(返品可能だけでも)が効くなら国内で3-4万程度でも悪くないのでは?
一度、キレイに全部放出したものの、1台、また1台とついついまた増やしてしまった。
今は最初期型の修理待ちだが、なんでこう何台も欲しくなるかというと。何か未だ知らない部分がでてくるのでは?
次の個体はもっと良い個体なのでは?そんな煩悩が払えないでいるのだった。
まだまだ、自分の中でも評価が決まらないのだが、洗練されていないところとかも含めて、異形ゆえ魅力のあるカメラと言うことは確かなのである。- TOP -
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03/04/09
03/04/17
03/05/24
03/08/01
03/08/13
KIEV5 Link
Old Soviet Camera + http://www.asahi-net.or.jp
KIEV NOTE + http://www.mars.dti.ne.jp/~cianmore/index.html
日々変わる・・・私感でございます - 更新記録 |
キエフ5は、数年前までは幻のソ連製カメラの1つだったが、最近はよく見るソ連製カメラの1つになった。
ソ連製カメラのレアアイテムはしばしば連鎖的に市場に現れ、ふっと消えてしまう。
一時、キエフ5も大変手に入れやすかったのだが絶対数はけして多くないと思われるのでじきに市場から払底するだろう。