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FED NKVD

1934-1955

Film size : 35mm, 24x36
shutter / Focalplane type" B(z)-1/25 to 1/500s.
Lens / fed(Industar-10?) 50mm f3.5
body 430g /Industar 50mm f3.5lens-115g
135x68x43 (with lens)

 

 

 

 

 

シアンコピーライカとひとくちにいっても年代やモデルによって随分違い、日本製コピーライカもそうだが、ライカをにらみつつ独自な発展を遂げた。

ロシアンコピーライカの最もプリミティブなタイプがフェトだろう。

最近はもう有名だが戦前FEDはライカ・マウントとは互換性はなく同じFEDであっても個体差同士ですら互換性は無いというのが通説だ。このあたりは使ってみないと判らないのだがマッチングじゃないレンズでは必ずピンぼけになる、と断言。希にマッチングするかも知れないがそれはイレギュラーなものだと思う、しかもライカマウントに合うようにレンズやマウントを改造したものもあるかも知れない。

戦前フェト本来の使い方は、レンズに合わせてそれぞれマウントのスペーサーを調整しつつ、ピントが来るように1台、1台のマッチングフェトを育て上げていくというスタイルなのである。

初期ライカもフランジバックを正確に出すことは苦労したようだがフェトは改良されることなく戦後型までこの方式で突っ走った。

ということで戦前フェトを使うのは大変。だいたい先達のご苦労は忘れがちだが、もう、このくらい苦労して撮影しないと趣味とは呼べないんじゃないか?などとたまに(体調の良いときに)思ったりする。

実際撮影しようとなるとバルナック型のカメラはフィルムの装填ひとつとっても面倒だが、なんといってもボディーの大きさが好いたらしい。

小さすぎると手ブレしたり、かえって持ちにくいと言うこともあるが、バルナック型のカメラは沈胴レンズを畳めばGパンのお尻ポケットにも入ってしまうのだ。
もっとも戦前フェトはGパンのポケットに入れて歩いたらあっという間に変型してしまうに違いない。一円玉と同じアルミで出来ているのでたぶん強く噛むと歯形が付くくらいやわらかいのだ。

 

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