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オリオン-15 28mm f6

4group-4elements : 1m-∞

 

開放でも絞り羽根は周辺に残るタイプ。

このレンズの出自はちょっと不明で、ヘクトールとか、トポゴンのコピーである。という記事もあったし、ソ連のオリジナルであると言う記事もあった。
戦後に生産されたレンズでもあり、まったくの同等品はないがイエナの技術と関係あるのかな?とも思うが、戦前のフェド28mm なども出自が明らかではないし、ソ連製のオリジナルと認定のルサールのような例もあるし、ソ連光学技術陣は広角系には強いのかも知れない。

ところで、ソ連製の品質云々にはさほど偏見はないつもりだが、ほんと、なんとかしてほしい!!
これはレンズのウラに塗る塗料がはがれているらしくレンズ内にでかいゴミがときどき現れてしまうのだ...。

このオリオン-15は最近大量(でも無いか・・・)に出た ZOMZ 製で、なんと70年前後で生産は終ったとする定説を覆すシリアル#760xxxなのである。コンディションは新同、もしかするとデッドストックだったのかも知れない。
しかし、絶版と思われたレンズが思い出したように出てくるけれどソ連の流通はどういう仕組みになっているのだろう?

ソ連崩壊後は、ルサールのように金目になりそうなアイテムは再生産したというので、オリオンなども20xx年モデルなどがでてくるかも知れない。
あの国はそういう細かい仕事をしそうには見えないのだが、もしそういう方向に行ってくれるなら大歓迎だ。
まあ、大ソ連のKMZともあろうものが、とは思うけれど。

このオリオン-15はよく知られているタイプと違ってコーティングを示す赤い" П "マークが無い。いつから無くなったのか判らないが時代が下るとコーティングは当たり前になり、「П」マークは有名無実になり省略されたのかもしれない。
マイナーレンズではあるけれど" П
"マーク有りのKMZのほうが人気が高くなるのでは、と踏んでいる。

 




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