1946年から1948年のたった二年間、1機種しか生産されなかったらしいETARETA
エタレッタはチェコ・スロバキア製。1機種のみで終わったようで、メーカーはETAというらしいが、それが何のメーカーかわからない。
チェコに同名で大きな家電?メーカーがあるそうだが、そこは違うらしい。またメオプタのホームページにも紹介されているがメオプタ製ではないとのことだ。
チェコスロバキアで戦後(1948)におこなわれた「ヘンゼルカとジクムントがタトラで行ったアフリカ探検」にも撮影機材としてメオプタ(おそらくスポンサーの一つだろう)のフレクサレット(6x6)のサブ機として活躍したと言うから、メオプタにはなんらかの関係があったのかもしれない。
最近、ETARETAのドイツ表記、Etaretteと描かれたケースが発見された。ドイツ語圏に輸出されていたようで、もしかするとナチ占領下でもすでにエタのカメラが生産されていたのかも知れない。
また、レンジファインダータイプもあったらしいのでこれは絶対見てみたい。
以上は聞き書きだが、チェコのカメラは日本語の資料といってもこれといった文献などもなく、今後の研究に期待したいところ。
また、50年代の日本製カメラ、モンテ35が驚くほどデザインに類似性がある...。
ETARETA1946-1948
Film size : 35mm, 24x36
shutter /Etaxa T,B-10,25,50,100,200.
Lens / Etar 50mm f3.5
How About Use Etareta-エタレッタの使い方 |
フィルムを装てん!沈胴レンズをひきのばして... 沈どうの目測式レンズシャッターというカメラとしては実に単純なメカニズムなので本当ならあまり面白くないカメラといえるのだが...。 こういうカメラは単純すぎる構造ゆえ、面白くはないのだが質感が良いので、今日もつい手に取ってしまうのだった。 その単純さ故不思議に感じるほど良く撮れ、レンズさえしっかりしていれば撮れるのは当たり前なのだが...。ボディーーなどは単なる暗箱と言うことを思い出させてくれる。
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フィルムカウンターをセット。数字は順送りなので目盛りを0か33くらいに合わせておくと始末がよい。 カウンターは時計っぽい精密感がエタレッタのチャームポイント。 カウンターの回るとき「チリチリ...」という音がきもちいい。 巻き戻し、巻き上げノブはバリエーションがあり、巻き上げノブに王冠が彫刻されたもの、彫刻なしてつるりとしたものなど。 |
...シャッターをチャージして...。撮影しましょう "etaxa"シャッター、
シャッタースピードは
たいがいモノコーティングだが、レンズはコーティング違いが存在する。
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ここがシャッター。撮影したら... made in czhech...の上のシリアルNoは年代とは関係ないようだ。 シリアルは#4万...代だけ確認できている。(のちに5万台も...) |
ボタンを押しながらワインドノブを回す。回り始めたらボタンは離して良い。撮ったら必ず巻き上げておくと二重撮りが避けられる。 ひとコマごとにボタンを押しながら巻き上げる。 |
フィルムが終わったらノブを引き上げ、ボタンを押し反対側のリワインドノブを→がかいてある方向に回して巻き上げる。 アクセサリーが気になるところだが、3種類の革製ケースとレンズ・キャップしか確認できていない。レンズ・フード、フィルターなどがもしあったら手に入れたいところだ
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- N-muraくん のETARETA作例 撮影データ:f5.6くらいらしい...- 備忘録
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